各プロジェクト

東京ハイエンド・コンドミニアムプロジェクト

敷地面積:5,200m2 / 建築面積:2,600m2 / 延床面積:8,500m2
用途:集合住宅
ロケーション:東京

このハイエンド・コンドミニアムの設計コンセプトは、積層する住街区、つまり立体グリッドの中に戸建の邸宅が集住する。戸建の邸宅が平面上にだけでなく垂直方向にも展開することで新しい集合住宅の形と可能性を模索してみた。

また、住街区の中に公園があるように、今回はルーフトップに緑あふれる共用スペースを提案し、日常生活の憩いの時間としての散歩やジョギングまたスポーツなどを屋上で楽しむことができる。名づけて、“パーク・オン・ザ・ルーフトップ”である。居住者のやすらぎのコミュニティースペースがそこにはある。

街に公園があり、戸建の住宅に庭があるように、緑や水のある空間が日々の暮らしに癒しを与える。今回はバルコニーだけでなくテラスハウスのようなガーデンスペースを住戸に設けてみた。

さらに、エレベーターもニューヨークの高級コンドのペントハウスユニットによく見られるプライベート・リフトを全室に対応した。エレベーターの扉が開いた瞬間、居住者を自分だけのプライベート空間へいざなうことができる。このプライベート・リフトはエクスクルーシブな高級感だけでなく、共用廊下を設ける必要がない。つまり共用スペースを最小限にとどめることができ、エフィシェンシーを最大限に高めることもできる。基準階においては避難階段を外階段にしているので、容積率においては共用スペースがゼロとなる。エフィシェンシーが100%の設計を可能にしている。

4階部分のペントハウスユニットにはプライベート・スイミングポールを提案したい。これは年間を通じて活用できるスイミングプールとしての機能だけでなく、リビングスペースに溶け込むウオーターヒュチャーとして、木々がやすらぎを与えるように、水辺の表情がリビング空間に高級感と癒しをもたらす。ひとクラス上の住環境であることは疑う余地もない。